看護師国家試験の解説をします。勉強の参考にしてみてください。問題、選択肢を掲示し、少し下に正答を載せてます。さらにその下に解説を載せます。
各問題の解説と関連するデータなどについても合わせて載せますので参考にしてください
午前 69
ヤーロムの集団精神療法の治療的因子のうち、普遍性に関する説明はどれか。
1.これまで知らなかった情報や助言を得ることができる。
2.人間の生や死、生きる意味について考えることができる。
3.他の人の回復と成長が、自分の回復と成長への希望となる。
4.自分の抱えている問題は、自分だけが抱えている問題ではないと気付く。
正答 4
解説
ヤーロムの治療的因子のうち「普遍性」は、悩んでいるのは自分だけではないと気付くことです。ヤーロムの集団精神療法ではグループが与える11の治療的因子が挙げられています。この問題ではそのうちの4つに該当する例が選択肢として挙げられており、問題文に該当するものを選ぶものとなっています。
1は誤りです。これは「情報の伝達」にあたります。
2は誤りです。これは「実存的因子」にあたります。
3は誤りです。これは「希望をもたらすこと」にあたります。
4は正しいです。自分だけが抱える問題ではないと気付くのが「普遍性」です。
ヤーロムは集団精神療法の治療的因子(効果をもたらす要素)を11に整理しました。以下に一覧を示します。
① 希望をもたらすこと … 他のメンバーの回復を見て、自分もよくなれると希望をもつ。
② 普遍性 … 悩んでいるのは自分だけではないと気付く。
③ 情報の伝達 … 病気や対処法についての知識・助言を得る。
④ 愛他主義(愛他的体験) … 他のメンバーの役に立つことで自己価値を感じる。
⑤ 原家族体験の修正的な繰り返し … 家族関係で生じた問題を集団の中で捉え直す。
⑥ 社会適応技術の発達 … 対人関係に必要な社会的スキルを身につける。
⑦ 模倣行動 … 他のメンバーや治療者の言動を手本にして学ぶ。
⑧ 対人学習 … 集団の中での相互交流を通じて自分の対人パターンを学ぶ。
⑨ グループの凝集性 … 集団への所属感・一体感が支えとなる。
⑩ カタルシス … 感情を表出して解放される。
⑪ 実存的因子 … 生や死、孤独、人生の意味など実存的な問題に向き合う。
まとめ
精神療法に関する問題でした。ヤーロムの集団精神療法のカテゴリーや内容は確認しておいてください。

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