脳血管造影や冠動脈の造影検査後に橈骨動脈をTRバンなどで圧迫止血しますが、血流があるのかの確認する方法として、その一つを説明します。
血管造影検査後の圧迫止血
脳血管や冠動脈の血管造影検査をする時に橈骨動脈からアプローチすることは少なくありません。橈骨動脈からのアプローチの場合には手技終了後にTRバンドなどの圧迫止血用の器具で止血を行い、徐々に圧を抜いていきます。圧抜きの途中で出血した場合には再度圧を入れて止血をします。橈骨動脈を圧迫して止血するため橈骨動脈よりも末端の手に痺れを訴える場合や色調が悪くなる場合もあります。そのことだけを医師に報告しても良いとは思いますが、血流があるのかも報告できるとより良いと思います。
ベッドサイドモニターでSpO2の脈波を確認する
橈骨動脈が圧迫止血された状態の時にそれよりも末端の手に血流があるのかを確認する手段の一つとしてSpO2の脈波を確認してみるということが挙げられます。なかなか一般病棟に帰室される方にベッドサイドモニターが装着されることは少ないとは思いますが、ベッドサイドモニターに表示されるSpO2の脈波が出ているのかを確認することでその指に血流があるのかといったことを示す指標の一つとなります。脈波が出ているからといって痺れの訴えがあるなら安心せずに医師に報告も必要でしょうし、痺れの訴えがあってさらに脈波も乏しいとなれば圧迫しすぎて血流が少なすぎる可能性があるため訴えと合わせて脈波のことを報告できると、より伝わる報告になると思います。
まとめ
橈骨動脈アプローチの造影検査後の圧迫止血とそれよりも末端の血流があるかの確認方法の一つとしてベッドサイドモニターでのSpO2の脈波による確認方法を説明してきました。痺れなどの訴えとともに脈波の報告できるとより伝わる報告になります。ベッドサイドモニターがある時にはあえてSpO2は圧迫止血されている方で測定して血流を確認してみることをお勧めします。



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