看護師国家試験の解説をします。勉強の参考にしてみてください。問題、選択肢を掲示し、少し下に正答を載せてます。さらにその下に解説を載せます。
各問題の解説と関連するデータなどについても合わせて載せますので参考にしてください
午前 70
4人の小児の入院患者を受け持っている日勤の看護師が、患者に付き添っている母親から立て続けにナースコールを受けた。訪室の優先順位が高いのはどれか。
1.胃腸炎の3歳児、母親が抱っこ中に嘔吐した。
2.化学療法中の7歳児、点滴静脈内注射の刺入部が腫れた。
3.急性肺炎の2歳児、抗菌薬の点滴静脈内注射が終了した。
4.鼠径ヘルニア手術後の1歳児、ヘパリンロック中の静脈内留置針が抜けたが、出血はない。
正答 2
解説
生命や組織への影響が大きいものから優先します。
【ポイント】優先順位を考えるときは「生命の危険が高いものはを先に対応するのが原則です。
抗がん薬(化学療法)の点滴で刺入部が腫れている場合、薬剤が血管の外に漏れる「血管外漏出」が疑われます。抗がん薬が漏れると皮膚や組織の壊死を起こすことがあるため、直ちに点滴を止めて対応する必要があり、最優先となります。
1は誤りです。嘔吐への対応は必要ですが、緊急度は選択肢2と比べて相対的に低いです。
2は正しいです。化学療法(抗がん薬)の点滴で刺入部が腫れているのは血管外漏出が疑われ、組織障害を防ぐため最優先で対応します。
3は誤りです。点滴が終了しているだけで処置は済んでおり、緊急性は低いです。
4は誤りです。留置針が抜けても出血がなく、緊急性は低いです。
まとめ
優先度に関する問題でした。学生では同時に(ナースコールで)呼ばれる経験はないと思いますが、看護師として働くと同時にナースコールがあるのは日常茶飯事です。その中で優先順位をつけて対応することになりますが、何が最も優先しなければならないのか、考える必要があります。

コメント