除細動器(DC)のバージョンの一つであるカルディオバージョン。集中治療室内などでも行われることがあり、その際の看護師の役割について説明していきます。実際にDCを操作するのは医師ですが、看護師にもやるべきことや役割があります。
カルディオバージョン
カルディオバージョンは電気的除細動の中でも心房細動などに使用されるものであり、心室頻拍や心室細動などに対して行われるのような緊急で行われるものではありません。心房細動は心臓血管外科の術後では多く見かける不整脈であり内服や点滴治療などでも改善しない場合に電気的除細動も考慮されることがあります。
看護師の役割
薬剤の準備と投与
電気的除細動を実施する際、患者には強い衝撃があります。そのため鎮静をかけた状態で電気的除細動を実施します。医師に使用する薬剤を確認してその薬剤を準備して医師の指示に沿ってその薬剤を投与することが看護師に求められる役割の一つとなります。
ベッドサイドの準備
鎮静剤を使用することや電気的除細動を行うため救急カートの準備を行います。また、モニターの音量が出る状態にします。アンビューバックなど用手換気の準備も行います。人工呼吸器を使用している場合にはジャクソンリース回路を使用することもありますので医師に必要物を確認してください。
除細動実施中
医師は除細動を実施するためVSの変化がないかモニタリングし、異常があれば医師にすぐに伝えることが大切なこととなります。モニタリングしながら記録をすることも必要になるかと思います。
除細動実施後
除細動実施した後はまだ鎮静がかかった状態となりますので呼吸をしているか、VSの変動がないかを確認し続け、意識レベルの確認を行う必要があります。鎮静剤の種類にもよりますが、長時間鎮静をかける必要はないため短時間で意識が戻るような薬剤の選択や量となり、それほど時間がかからずに意識が戻ると思いますが、特に意識が戻るまでは注意が必要です。安静度も医師に確認してください。
まとめ
心房細動などに対する電気的除細動を行う際の看護師の役割や必要な準備について説明してきました。鎮静剤を使用したり、電気的除細動を行うため救急カートが必要となる事態も起こり得るため実際に行う時にはしっかりと準備をする必要があります。看護師の役割を確認してみてください。



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