看護師が投与する頻度の高い薬剤の鎮痛剤。鎮痛剤にも種類があり、私が鎮痛剤を選択する時に考えていることをお伝えします。なお、薬理的な細かい説明はしていませんのでご了承ください。
看護師がよく目にする鎮痛剤
私がよく見かける鎮痛剤としてはカロナールなどのアセトアミノフェン系の薬剤、ロキソプロフェンなどのNSAIDs系の薬剤、フェンタニルといった薬剤を多く目にします。看護師判断で投与することのあるアセトアミノフェンやNSAIDsについて説明していきます。
鎮痛剤を選択しなければならない理由
医師からの頓用の指示でも鎮痛剤は複数のオーダーがされていることはよくあり、選択肢があります。しかし選択肢があることでどの鎮痛剤を投与するか悩む原因にもなります。
アセトアミノフェン
アセトアミノフェン系の鎮痛剤を使用する時には、肝臓の機能を確認します。アセトアミノフェン系の鎮痛剤は肝臓での代謝が行われるため肝機能障害を来たす場合があるため、もともと肝機能の数値が悪い場合にはそれをさらに悪くしてしまう可能性があるため、投与前に医師に確認してから私は投与します。また、肝臓の手術後などはさらに肝臓に負担をかけることになるのでアセトアミノフェンの可否を医師に確認して私は投与します。
NSAIDs
NSAIDs系の薬剤は腎機能が低下している場合には投与する前に検討が必要です。NSAIDsは腎機能障害が副作用として知られており、腎機能障害を悪化させてしまう可能性があります。また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の既往、喘息の既往がある場合にも投与する前に検討が必要です。胃腸障害や喘息発作の原因になることがあるためそれらの既往がある場合には医師に投与の可否を確認して私は投与します。また、何度も繰り返し投与していると胃に負担がかかるためレバミピドなどの胃薬と一緒に処方されることも多いため、繰り返しの使用の際には医師に胃薬の処方の相談もした方がいいと思います。
フェンタニルとソセゴン
アセトアミノフェンやNSAIDsを使用しても鎮痛効果が乏しい場合に、ソセゴンを投与が検討される場合があります。その際の注意点としてフェンタニルなどが投与されていないかを確認する必要があります。その理由はフェンタニルとソセゴンに拮抗作用があるためです。そのためフェンタニルがIVで投与されていないか、硬膜外からの持続投与されていないかを確認する必要があります。
まとめ
鎮痛剤の選択は看護師が判断することも少なくない薬剤です。鎮痛剤の選択に困らないよう知識をつけて考えて投与できるようにしていただければと思います。



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