肺の手術の術後にはドレーンが留置されますが、部分切除や区域切除などと片肺全摘ではドレーンの管理方法が異なります。術後管理としてはその理由は知っておくべきものであり、その理由について説明していきます。
肺切除の術後
肺がんなどの治療として切除術が行われます。その術後には胸腔ドレーンが留置され、圧を持続的にかけて管理されます。その目的としては胸腔に溜まった液体の排出、排液の観察、開胸により虚脱した肺の再膨張などがあげられます。
片肺全摘後
片肺全摘をするとドレーンは留置されますが、その摘除した側の胸腔は何もない状態になります。そのため肺の再膨張の必要がありません。その状態で圧をかけてしまうと摘除した側に縦隔が偏位することなどにより心臓が胸腔内移動してしまいうまく血液が拍出されなくなってしまう可能性があります。そのため、片肺全摘後はドレーンはクランプして定期的に排液を流してまたクランプするといった対応となります。クランプの仕方や排液を流し出す時間の間隔は医師の指示に従ってください。
まとめ
片肺全摘後にはドレーンに圧をかけないこととその理由を知って置いていただくことが看護師にとっては大事なことになると思います。知っているか知らないかが大きな差になります。



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