術手術中の体位の一つの側臥位。その体位によって起こりうる無気肺と術後にできる改善策について説明します。
手術中側臥位による弊害と術後
腎摘除術などでは側臥位をとって手術をすることになりますがそれによっての弊害が生じることがあります。その中でも術後に大きく影響するものとして無気肺が挙げられます。
左側臥位をとり右側の腎臓の手術の場合には左の肺が下側となり続けるため左の肺に無気肺を形成しやすくなります。そのため術後のXーPで無気肺が形成されていないか確認し呼吸状態や酸素化と合わせて注意する必要があります。また、左側に褥瘡が出来ていないか、神経圧迫による神経症状が出てないかも合わせて確認していきます。
無気肺改善に向けて
無気肺改善のためには無気肺となっている側の肺を上にする体位をとって肺に空気が入りやすい状態にすることが考えられます。しかしその場合には手術後では創部を下にする体位となるため個人差はありますが疼痛が増強しやすくなってしまいます。疼痛が強いからといって無気肺を放っておくことはできません。そのため鎮痛剤を使用してきちんと疼痛を軽減して、本人にその体位を取らなければならない理由を説明して理解、協力してもらい、体位調整を行い、無気肺改善をはかる必要があります。
無気肺のためとはいえ同一方向ばかり向いていると反対側に無気肺を形成したり褥瘡の原因にもなりますので片側ばかり向いていることもまたよくありません。無気肺改善のための体位を長めにして逆向きを少し短めにするなど工夫して体位調整を考える必要があります。
まとめ
術中体位によって無気肺形成していまうことについて説明しました。無気肺の改善は看護師ができる大きな役割の一つになります。それによって患者の手術による合併症を軽減することもできます。合併症予防に役立ててもらえたらと思います。


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