Naは電解質の一つで人間の体では通常は一定の範囲に保てれます。しかし、なんらかの理由でそのバランスが崩れ、高値となったり、低値となったりしてしまうことがあります。高値となっても低値になっても様々な影響が出てきます。そのため必要に応じてNaの補正が行われますが、その補正をする時にも注意点がありますのでお伝えしていきます。
高Na血症
高Na血症は,血清Na濃度が145mEq/Lを上回る状態とされます。主な症状としては口渇感が挙げられ、ひどくなると意識障害を引き起こします。高Naでも細胞外液が減少している場合、正常な場合、過剰な場合とあり、病態は異なります。
低Na血症
低Na血症とは,血清Na濃度が136mEq/L未満に低下することされます。症状としては傾眠や錯乱などがあり、ひどいと痙攣や意識障害の原因になります。低Na血症も細胞外液が減少している場合、正常な場合、過剰な場合とあり、病態は異なります。
Na補正する時の注意点
高Naや低Naの補正が必要になった場合には内服や点滴での補正が行われます。点滴での治療の場合は高Naでは、自由水の補充を行いますが、その補液は病態によって異なります。しかし、急激にNaを低下させると弊害が生じる場合があります。
低Naではその病態に応じて生理食塩水を投与する場合、飲水制限や利尿剤、場合によってはバソプレシンの拮抗薬を使用する場合があります。しかし、急激にNaが上昇すると弊害が生じる場合があります。
急激にNaが低下すると
高Naの補正を行う時に急激にNaが低下すると、脳浮腫が起こる場合があります。細胞外から細胞内に水分が過剰に移動してしまうことで生じます。そのため適宜Naの数値を確認しながら補正が行われます。
急激にNaが上昇すると
低Naの補正を行うときに急激にNaが上昇すると浸透圧性脱髄症候群と呼ばれる状態になることがあります。神経症状が出現することがあります。そのため適宜Naの数値を確認しながら補正が行われます。
まとめ
今回は高Naと低Naの補正に関する注意点についてお伝えしてきました。補正の指示を出すのは医師ですが、その補正を行うことでのリスク、急激に補正が行われてしまった時の危険性や観察するべき症状があります。そういったことを知っている看護師になってもらえたらと思います。



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