看護師が知っておくべき高K血症治療

 高Kは致死性不整脈の出現するリスクが高くなることは有名です。高Kで入院してくる患者や治療の過程で高Kとなって治療する場合もあります。実際に行われる治療はKの値や治療への反応によっても異なりますがいくつか種類があります。治療の選択は医師が行いますが、看護師もどのような治療の選択肢があるのかを知っておく必要があります。治療の選択肢としては内服による治療、GI療法、透析が挙げられます。

内服による治療

内服によって高Kの治療が選択されるとポリスチレンスルホン酸Caやカリメート、ケイキサレートシロップなどが処方されてKを下げる治療が行われます。Kが高めではあるものの緊急での治療が必要とは判断されず、内服での治療でも大丈夫と判断された時に内服での治療となります。患者側としては内服するだけですので侵襲度はかなり低いものになります。ただ、ポリスチレンスルホン酸Caは味がまずいことで有名で、フレーバーが別で出されることもよくあります。

GI療法

内服よりも速度感を持って高Kの治療が必要になる時にGI療法(グルコースインスリン療法)が選択されます。インスリンには血中のKを細胞内に取り込む作用があり、それを利用して血中のKを細胞内に取り込ませて、高Kを改善させることを目的とした治療です。ただ、インスリンのみを投与すると血糖値も低下してしまうため同時にグルコースも投与して血糖値が低下しないようにします。点滴によって行われる治療ですので、点滴の穿刺がありますし侵襲度は内服に比べると高くなります。

透析による治療

急性腎不全などで尿としてKが排泄されなかったり、緊急でKを低下する必要がある場合には透析が選択されることがあります。そういった方の場合には、透析をするためにバスキュラーアクセスカテーテルを挿入して透析を行える状態にして、透析を行うことになります。そのためCVCを留置する時のような処置が必要となるため侵襲度は高くなりますし、緊急で行わなければならないほどの高Kという状況が想定されますので致死性不整脈の出現リスクも高い状況であると言えます。

まとめ

高Kとなった時に行われる治療について説明してきました。治療を選択するのは医師ですが、看護師もどのような治療が行われるのかを知っているだけでも違います。看護師としての引き出しを多く持つことができるようにどういう目的でその治療が行われているのか知ったり考えるきっかけにしてもらえたらと思います。

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